佐賀バルーンフェスタの競技が中止となってしまい、失意のうちに佐賀に戻ってきた。
佐賀が地元の友人と一緒だったので、なにをしようかと途方に暮れていたのだが、そういや有明海の干潟をみるのもいいかもなって思って、東与賀にある干潟よか公園に行ってみることにした。
佐賀駅から干潟よか公園までは車で20分くらいの距離にある。有明海に近づいてくると、周囲はまったくの平坦な土地で、ところどころに昔の干潟の護岸が盛り上がっているのがわかる。ここが干拓されてできたところなんだなと実感する。
で、干潟の公園に到着。ここに来るのは二回目なんだけど、はっきりいってなにもないところです。有明海とその手前にシチメンソウっていう草が生えているくらい。なにもないので、こっちの人は「まあ・・なかなか来ない」ということだけど、だだ広い空や干潟の風景を見ているだけで、なにかこう不思議な気分になる。海って生きているんだなあと感じるわけだ。
干潟には小さな白い鳥がいて、なにかの拍子でいっせいに飛び立つのだが、群れとなって飛ぶ姿は巨大な鳥のようだ。そして、その鳥たちが飛び方と太陽の光の加減で白くなったり、グレーになったりするのはネオンサインのようで白昼夢のような不思議な風景。
ちょうど訪れたときは「シチメンソウまつり」なるものが開催されていて、紅葉にはまだちょっとはやいのだが、それでも美しい色合いになっていて秋を感じさせるものだった。
シチメンソウまつり(干潟よか公園)
住所:佐賀県佐賀市東与賀町大字下古賀2885−2
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