鞆の浦からおおよそ20分に1本の割合で出ている渡船に乗って約5分の船旅をして向かい側にある仙酔島というところはのんびりした半無人島みたいなところでおすすめ。
半無人島というのはホテルが何軒かあるものの生活をしている民家がないということ。海は対岸の鞆の浦よりもきれいで澄んでいる。
ということで、今回泊まったのは国民宿舎仙酔島というところ。
国民宿舎というと、安かろう悪かろう的なサービスが悪くて設備が古くて・・という先入観があるけれど、少なくともここ仙酔島の国民宿舎は割と洗練されていてサービスもよかった。予約は楽天トラベルにて行った。
宿の場所は仙酔島の船着き場から徒歩5分くらい。途中からは道が砂浜になるのでキャスター付きのバッグの場合は転がしていけなくなるので注意が必要。宿は四階建てでたぶん全室オーシャンビュー。僕が泊まった部屋も窓をあけるとそこには砂浜が全面にみえて気持ちよかった。
そして、なによりそのビーチはほとんどプライベートビーチといってもいいようなロケーション。朝夕に散歩したのだが、とくに紫から赤色に染まった空が美しい夕焼けが印象的だった。
夕焼け百選とかいうのにランクインしているのもわかる。
客室はトイレ、洗面台付きでお風呂は共同。客室はきれに清掃されていてトイレがウォシュレットなのが素晴らしすぎる。格安のビジネスホテルより全然いい。部屋にテレビはないけれど普段から見ていないので気にならない。というか、こんなにきれいなビーチが窓の外にあるのならなくていいと思う。
共同の大浴場は結構広いお風呂で露天風呂までついていた。そして清潔。貸し切り風呂もあるみたいだけど、それは利用せず。
夕食はきわめてベーシックなものを頼んだのだけど、充分過ぎるくらいぜいたくなもので瀬戸内海の幸を堪能できた。そして、備前焼のマグで飲む生ビールのうまいこと!これはビール好きであれば全ての人が満足できるものだと思う。
夜は5月から10月にかけては、ホテルの前のビーチで海ほたるのツアーをやっていて、これは参加した方がいいと思う。幻想的な海ほたるの光を楽しむことができる。カメラで撮影することも可能だけど、絶対にフラッシュはたかないこと。ツアーを引率するおっちゃんに怒られます。
朝食は早めにチェックアウトするといったらお弁当を用意してくれた。普通の箱詰め弁当だけど、こうした心遣いもありがたい。鞆の浦に泊まるよりもアクティビティが充実しているので、あえてこちらの仙酔島に泊まるというのもありだと思う。総じてコストパフォーマンスにも優れたいいホテルでおすすめです。
国民宿舎仙酔島
広島県福山市鞆町後地3373-2
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