ロシア・ワールドカップでみた試合。サンクトペテルブルクで開催されたブラジル対コスタリカの試合をみてきた。ワールドカップでのブラジル戦といえば、すごい昔、ドイツワールドカップをみたときドルトムントで日本対ブラジルを観たとき以来だ。あれは日本にとって凄惨な試合だったな。
サンクトペテルブルクの地下鉄に乗ってスタジアムまではかなり近い。駅を降りると巨大なスタジアムがみえてテンションあがる。サンクトペテルブルクのスタジアムはクレストフスキー・スタジアム(Стадион «Крестовский»)という名前で2017年に完成したばかり。設計は黒川紀章が担当していて、2007年に黒川紀章の遺作ともいえる作品だ。ワールドカップでの収容人数は67,000人となっていてかなり巨大。ルジキニスタジアムよりもスタンドの傾斜が急なのでピッチがかなり近く感じるつくりになっておりスタジアムの迫力がある。
例によって地下鉄車内のなかからサポーター同士はサッカーボール蹴ったり大騒ぎ。まあ1日くらい仕方がないかって感じで地元の人も乗っている。ロシア人って日本と比べても案外社交的でおおらかな人が多いと思う。スタジアム周辺でビールのんだり食事したりしたあとスタジアムへ入る。
試合は終始ブラジルペースですすんでいく。とくに中盤にいるカゼミロが効いているというか、あんなに相手から簡単にボール奪取できるのかというくらい、いとも簡単に身体をよせてはボールを奪い取っていく。あの中盤は心強いだろうな。それでも、PKが覆されたりしてどうなることやらと思っていたら後半アディショナルタイムにブラジルが左サイドを崩して最後はコウチーニョが押し込んで得点を決める。なんだかもう大騒ぎでビールのコップが飛び交ったりしている。
ここで勝負あった感があるのだが、最後にネイマールがダメ押しの二点目を獲得して試合は2-0でブラジルの勝利で終了。コスタリカの堅守は素晴らしいな。でも、最後はボールを沢山持っている方が試合を決めたという感じ。この試合はみていて最高に楽しかった。日本もがんばっているけれど、こんなに洗練されたフットボールにはまだ遠いものな。
試合後はモスクワのときみたいに混雑するかと思いきや、全然そんなこともなく1時間弱でサンクトペテルブルクの街中まで戻ってくることができた。
サンクトペテルブルク・スタジアム(クレストフスキー・スタジアム(Стадион «Крестовский»))
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