大地の芸術祭 2018 – 松代エリアの夕暮れ

松代エリアは今回の大地の芸術祭で記憶に残る作品が集まっていたなあって思う。松代駅に隣接している農舞台では部屋全体が黒板になっている「黒板の教室」で落書きしてきて、山深い道をすすみ見てみたかった「昼の光ににじむ灯」という作品。

清水の棚田とその山々を借景にして棚田に人工的なLEDの光を灯すというもの。夕暮れの松代もきれいそうだし、どんな感じかなあと思っていたのだが光が弱すぎて作品を鑑賞するという感じではなかった。しかし、松代の山の向こうにしずむ夕陽は心打つものがあったな。こんなきれいな夕陽はひさびさに見た気がする。

昼の光ににじむ灯
ここ、むちゃくちゃ夕陽がきれいだったが、作品はあまりよく分からなかった
そして夕暮れの集落を歩く
ここも光を使った作品があるのだが・・どれかわからず
近くまでいって判明したが光量が弱い

その後集落の方に戻ってきて、ここでも光をつかった作品をみていたのだが、こちらも光源が弱すぎてイメージとは違うものだった。しかしここも、夕暮れにひっそりとした集落のなかを歩いているというのは不思議な体験だったと思う。大地の芸術祭がなかったらただの不審者になってしまいそうだ。

大地の芸術祭の作品エリアで西の端にある「ドクターズ・ハウス」は古い診療所のなかを作り替えてアート作品にしている越後妻有ならではという作品だった。現代アートって色んな解釈があるけれどこんな風に光に新しい解釈をあたえているものは素直に美しいと思えるし楽しめる。

ドクターズハウスの近くにある、みくりが池
ドクターズハウス
内装は相当手が入っている
古い診療所をアート作品にしたとのこと。。

今回はじめて訪れた奴奈川キャンパスに展示されていた作品も面白かったなあ。日本の作品と中国のアーティストが作った作品があり、それぞれに似たような世界観があるような気がする。だいぶ色々なところを見てまわったけれど自然と光の関係性を考える作品が多くあり美しかった。

奴奈川キャンパス
入ってすぐのところにある越後妻有の風景を彫った作品。圧巻だった。
さまざまな中国の歴史にもとづいた紙人形、なかには毛沢東とかも紛れ込んだりしている
天上大風という作品

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