初夏に引き続き、秋にふたたび那須へと小旅行をしてきた。自宅から那須は決して近いわけではないのだが、ちょっと気軽に気分転換できて自然もあって、軽井沢みたいにすかしている感じもなくてちょうどいいところなんだよなあ。親しみやすさみたいなものがあるな。
渋滞を避けて朝のうちに移動してしまい、朝食の時間に那須に到着。向かったのはパン屋のNaozo。すっかり有名になり、もはやパン屋さんなのに予約販売でほぼパンが並んでいないというくらい人気のお店になってしまったが、それもまあ分かる気がする。この真摯に作られたパンは本当に美味しい。
そして、タイミングにもよるとは思うのだがイートインスペースで買ったパンを食べたり、コーヒーを別途購入して飲むことができるのです。今回はパンの焼き上がりをのんびりとコーヒーを飲みながら待っていた。この時間、なんて贅沢なのだろうか。
Naozoでパンを買った後はすぐ近くにある奈良美智の個人美術館であるN’s YARDへ行ってきた。奈良美智もデュッセルドルフから日本に戻ってきたばかりの頃は知る人ぞ知る的な風変わりなアーティストだったけれど、すっかり人気が出てきてすごい。しかし、作風みたいなものはちょっとずつ変わっていくところはあるが、軸みたいなものは変化がなくて見ていてわくわくするな。今回はちょっとグッズを買ってみたりした。
ランチは黒磯市街に少しでて、小さな一軒家レストランであるプティレストラン ポテロンにて食べることにする。たまたま見つけたレストランでいわゆる洋食レストランといったものだが、のんびりとした空間で食べる食事はあたたかい気持ちになるいい場所だったなあ。こういうお店はいつまでも残ってほしい。そんな穴場の空間だった。
その後、宇都宮によったりちょっと寄り道しながら立ち寄ったのは益子陶器市。これもたまたま旅行中に見かけて知ったのだが、ちょっと寄り道というにはあまりにも巨大なイベントで、ほんのわずかなものしか見られなかった。それでも、僕がいままで益子焼にもっていた素朴な生活雑貨みたいなイメージを変える洗練された食器などもあったりして楽しかったし、いくつか買いものをして満足した。
わりとどうってことのない日帰りの小旅行だったのだが、たまにはこういう空の広い場所にやってきてのんびりしたり、きれいなものを眺めたりすることっていい気分転換になるなあという、意外にもすごく思い出に残る旅になった。
この旅の記録:秋の那須旅行。(2018年11月)
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