初夏に来た旅行でもっとも印象に残ったのは、鈴政の江戸前寿司のおいしさと洗練されたよそおいで、今回もまた庄内に来たのは、このお店があったから。
今回は鶴岡から列車で到着して、酒田駅からの行き帰りともにタクシーを利用。かろうじてワンメーターでは行けず720円くらいかったが、歩いててもなにもないところだし、タクシー使っちゃった方がいいんじゃないかと思う。
かなり前から予約をいれておいて、満を持しての訪問。カウンターに座って、目の前で握ってもらうのは緊張するけれど、楽しい体験でもある。
お願いしたのは、おまかせの握りコースで、今回は一度も醤油を使わないという趣向のもとに、つぎからつぎへと商品が出てきた。魚のあしらいについても、ちょっと切り込みをいれて見た目が美しいようにしたり、甘えびもタマゴをもっていたら色をつけてのせてみたり、脂がのったものは炙って塩をかけてみたり・・。寿司とは単なる握り飯の上に魚の切り身がのっただけのものではないと、その奥深さに驚くとともに味の幅広さを堪能した。
これで、一人一万円未満。この値段でこのクオリティの高い寿司を、まさに酒田ならではの日本酒とともに楽しめるのだからスゴイ。これが都内だと幾らになっちゃうんだろうとか考えるのは無粋だが、ついついに考えてしまう。
鈴政で食事をするためだけに旅行をしても価値があると思うお店。行くときには予約してからいくのがおすすめ。
鈴政
住所:山形県酒田市日吉町1-6-18
山形県酒田市日吉町1-6-18
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