冬の小淵沢と信州旅
1月の厳冬期に小淵沢から信州にかけて列車で旅してきた。
前日には積雪の予報があってどうなることやらと思ったのだが、平野部はそれほどでもなく旅行をするには問題なかったが、松本の浅間とか山間部ではかなりの積雪があったみたいだ。たしかに、松本の市街地も少し雪が積もっていた。
今回の旅のメインは小淵沢にあるサントリーの白州蒸留所に行ってみること。なので、列車での旅となったのだけど、ひさびさの国内列車旅。のんびりしているし、なによりお酒が気軽に楽しめるのが楽しい。お酒って、なくても平気なのだが、あればあったで幸せなものだ。
新宿から特急列車で2時間弱、やっぱ遠いよなあと思いつつ小淵沢に到着。そのまま、駅前にある井筒屋でランチを食べる。このお店のオリジナルである「かめ塩の鰻」はふっくらとした鰻が絶品。日本酒がすすむなあ。
そして、いよいよ白州蒸留所。森の蒸留所とも呼ばれていてここで作られるウイスキーから作られるハイボールは「森のハイボール」。今回の見学ツアーでは作り方のレシピも習ったので家でも作れそう。でも、自分で作るならば、グラスのほかにウイスキーも冷蔵庫にいれて氷なしで作ってみたいなとも思ったが。
そして、ニッカウヰスキーの蒸留所よりも大規模で効率的に作られているのだなと、なんとなくそうじゃないかと思っていたが、実際に目の当たりにした。
同行していた人たちとはここで別れて、僕は中央線をさらに北上。松本へと向かう。小淵沢からはローカル線で1時間弱というところ。車窓の風景は雪が増えてきて、旅行をしている感じが高まる。松本ではライトアップされた松本城を眺めたりして、いつも行っている居酒屋で晩ごはん。
もともとは知らない街だったのに、こうして帰る場所みたいなところができてくるのはなんだか楽しいことだな。なにも言わずに僕の好きな感じの美味しい日本酒が出てくるのはすごい。
その後は、先ほどの居酒屋でおすすめされた、古い蔵のような建物の二階にある隠れ家のようなMain Bar Coatでカクテルを楽しむ。ひさびさに飲んだカイピリーニャは絶品。ライムの香りもさわやかで、まさかこんな寒いところで飲むカイピリーニャがこんなにも美味しいとはって感動したくらい。
翌日は朝イチで松本城をみてまわって、大糸線で穂高駅まで。日曜日なのに学生が沢山乗っていて、部活だかに向かうところみたい。のんびりした休日の列車の旅。
安曇野に住んでいる友人に会う約束をしていたのだが、時間があったので行ってみたのは碌山美術館。日露戦争の頃に活動していた彫刻家なのだが、ちょうど「坂の上の雲」を読んでいたタイミングだったので、あの戦争を彫刻を通して別の角度から眺めているような感じだった。
友人と合流してランチは犀川沿いにある「風ゆら」というレストラン。地元安曇野の食材を使った家庭料理はまさに地産地消の世界観な料理。犀川を眺めながらのむ日本酒も美味しかったし、料理もまたしみじみとした感じがする。
ひさびさに会った友人は相変わらず変なことをしていたが、夕暮れを眺めながら食事をして夜は20時には寝るという生活を聞いて、己の不摂生な生活を反省する。色んな幸せの軸があるけれど、安曇野に住むという生活は幸せの大きな要素になっているような気がする。
友人と廃線跡などを散歩というか軽いトレッキングみたいなことをして、篠ノ井線の明科駅まで送ってもらう。そのまま松本に向かって特急で来た道を引き返すのもよかったのだが、なんだかそのルートも飽きてしまったし、せっかくの列車旅ということで、長野方面へと向かう。
乗ってみて知ったのだが、松本と長野の間の路線は日本三大車窓ということで、姨捨駅からみえる善光寺平の風景はまさに絶景。雪景色に覆われた長野の盆地の風景がひろがっている。この景色をみただけでも、この旅に来てよかったなと思える。
長野まで来たら、なにはなくとも善光寺参り。そんな具合だから、毎回善光寺に来ているわけで、気になっていた東山魁夷の美術館には行くことができなかったのだが、ちょっとほろ酔い気分で歩く善光寺もまた楽しいし、旅の気分が盛り上がる。
旅の締めくくりは長野駅で地元よなよなエールを飲んで、すっかり気持ちよくなってから新幹線で東京へ帰る。
軽井沢を過ぎるあたりまでは記憶があったのだが、そのあと一瞬で大宮を過ぎていて車窓は夜の住宅街の風景。あっという間だけど、盛りだくさんだった週末の小旅行も終わり。列車の旅は楽しいなと改めて思えるものだった。
この旅の記録:冬の小淵沢と信州旅(2016年1月)























コメントを残す