煙草以外の合法的な嗜好品にはめっぽう弱い僕なのです。
ということで、嗜好品としての歴史も古いお茶について。台湾のお茶も好きだけれど、日本茶も大好き。
いままでは一保堂のほうじ茶を飲んでいましたが、このお店に併設されている喫茶室嘉木で緑茶のすごさを実感してからは好みが変化した。なにがすごいって、ものすごいいまさらですが玉露の風味ですよ。ペットボトルのお茶の玉露入りとか、ああいうのやめた方がいいと思う。それくらい別物です。
ここで、正しい玉露の茶葉を使って、正しい玉露のいれかたで飲むと、これはもうただ者ではないうまさです。これは出汁ですか?と聞いてしまうくらいの旨み成分が出ています。で、調べてみたところによると玉露は旨み成分であるアミノ酸を含有させるために半日陰にして育てているのだとか。そこまでしてのこの風味。というか、どうしてそんなこと思いついちゃったのかという人類の欲求の深さに感動。
ただ、玉露はほどよく冷ましたお湯で入れるという作法とかいろいろあって,家で入れるのは面倒・・。そういうときは、「くき玉露」でささっと入れてもそれなりに楽しめます。玉露的なバランスがいいのは麟鳳かなって思う。お店で飲むと840円とまあ・・何度も入れられることを考えると結構お得な価格だとは思う。季節の茶菓子付きだし。
喫茶室嘉木でお茶をゆっくりとした時間をかけて楽しんで、そしてお茶を買って帰るという幸せな時間を過ごしてみてください。
すごく味わいのある店の外観と店内の雰囲気もおすすめです。
一保堂茶舗 喫茶室 嘉木 (日本茶専門店 / 京都市役所前駅、神宮丸太町駅、三条駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
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