鞆の浦に行く前にはほとんど事前の予備知識がなくて訪れて、道に迷って辿りついたところが、ここ福禅寺の対潮楼だった。
拝観料に200円とられるのか・・とあまり乗り気じゃなかったのだが、入ってみて200円払ったことを感謝したくらいの絶景。建物内にある座敷の一角が全て開け放たれていて、そこからみえるミニチュアのような鞆の浦の景色は箱庭の絵のように美しい。200年前の人が絶賛したのもよくわかるし、対潮楼というネーミングのセンスもいいなって思う。
そして、そこからあまり景色が変わっていないというのも素晴らしい。200年前の人の空気を感じられるような気がする。現代的なところでいうと、遠くを船がエンジン音をたてなかが行き交ったりするのだが、その音すら、のどかで心地よく感じられる。
座敷に座って、いつまでも風景を眺めている。時折、吹いてくる風が夏の暑さを和らげてくれて気持ちがいい。平日に訪れたこともあるのだが、とにかく静か。他にも町を一望できるビューポイントはあるけれど、鞆の浦に来たら絶対に立ち寄った方がいいポイントだと思う。
写真を撮るとしたら、午後は順光になるので午後の方がおすすめかな。座敷のところにも写真の撮り方が書いてあるけれど、フラッシュをたくと建物内の「日東第一形勝」の書とともに風景を撮ることができる。
福禅寺・対潮楼広島県福山市鞆町鞆2
拝観時間/8:00~17:00
広島県福山市鞆町鞆2
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